寺島ナスとは?
東京スカイツリーのある墨田区東向島はかつて地名を寺島といい、江戸の人々に新鮮な野菜を供給する近郊農村でした。
元禄郷帳(1688年~1704年)によると、この地域一帯は、隅田川上流から運ばれてくる肥沃な土は茄子作りに適し、ここで作られた茄子は、その名も「寺島なす」と呼ばれていた。しかし、関東大震災により、肥沃な農地は被災者の住宅用地に変わってしまい、以後、名産の「寺島なす」は、幻の茄子となってしまいました。近年、江戸東京・伝統野菜研究会の大竹道茂さんによって「寺島なす」は復活しました。
復活した「寺島なす」の苗を、屋上菜園で育てています。
先日最初の「寺島なす」が実りました。まだ小さく可愛い実です。