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サラダオイル式ビニールハウス保温器

ビニールハウスの暖房費はかなり負担になっている。廃油の天ぷら油でハウスの保温をしたいと相談を受けました。サラダオイルストーブ、サラダオイルコンロは非常用として作ったもので、そのような用途に対応できるか不明な点が多い。でも何事も挑戦と言うことで特性のタンクに替えて約30時間の連続燃焼が出来るLLタイプのサラダオイルストーブを作り、大分県でテストすることになりました。

参考写真
参考写真

一般的な背景●重油ボイラーの暖房費はハウス栽培の収益性を圧迫している●経費の中に占める燃料費の割合が高い温室ミカンでは2004年と比較して、10a当たり約 153 万円(10a当たり 25kℓ使用)の経費負担の大幅増加となった。

シングルバーナータイプ
シングルバーナータイプ

対策案●燃料を実質0円の天ぷら油の廃油などを燃やすサラダオイル式保温器を検討

 

サラダオイル式保温器の仕様●1時間当たり40mlを燃やす●SOSが2台で発熱量720Kcal/Hと石油式と同等●3バーナー式は1080Kcal/Hと2台で小型石油ストーブ並みの発熱量がある。●初期投資は灯油式より若干高額であるが燃料代0円のため1シーズンくらいで回収できる。●回収後は故障が無いので芯の交換だけの費用で毎年済む。コストパフォーマンスが極めて高い。

 

サラダオイル式と灯油式との比較

3バーナー式
3バーナー式

今回のテストは、燃焼リングがシングルのタイプで実施。1シーズンで初期投資が回収できる試算が出ました。