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亜鉛華軟膏お使いの方へお知らせ（2013年11月1日・2017-04-29改定）
薄場皮膚科の軟膏は、亜鉛華軟膏対策のワセリンカットGをお試し下さい。
お客様から送って頂いた軟膏は、グリンピース３個分位の量です。
軟膏の成分は
酸化亜鉛（18.5～21.5％）の他に、
流動パラフィン、サラシミツロウ、
ソルビタンセスキオレイン酸エステル、白色ワセリン
亜鉛華軟膏とは？
主成分の、酸化亜鉛は「白色のパウダー状粉末」です。
白色の粉末で、高純度のものは透明。水に不溶。
白色顔料の材料。その他亜鉛華軟膏・亜鉛華澱粉などの医薬品や化粧品などの原料。このことから、ワセリンカットで軟膏成分は分解除去出来ますが、酸化亜鉛は分解出来ません。
※見た目は、柔らかい粘度のような感じです。
ワセリンカットの洗浄液の中で白く酸化亜鉛成分が残ります。
浮くのは軟膏から分離出来ない物で、酸化亜鉛は比重5.7と重く、
軟膏と分離して底に白く沈殿します。
酸化亜鉛が衣類から除去出来て、酸化亜鉛が
他の衣類や洗濯機を汚さないか、現在テストを繰り返しています。
現在発売中のワセリンカットでは、
軟膏と酸化亜鉛を分離する力が弱く、
亜鉛華専用に改良したワセリンカットGで
洗浄テストをしています。
亜鉛華専用に改良したワセリンカットGでは、
白い粒が見えない位に分離します。
亜鉛華専用に改良したワセリンカットGでは、
洗浄液の温度が下がると白い粒子が見えます。
酸化亜鉛は、溶けない物質のためです。
亜鉛華軟膏は、最初は水面に浮きます。
ワセリンカットで軟膏が分解すると、
比重の重い酸化亜鉛は微粒子に戻り底に沈殿します。
この白い粒子が洗濯機を汚す可能性は低い。
残った酸化亜鉛を紺のシャツで濾過して
酸化亜鉛が他の衣類に付着するかのテスト準備です。
右のビーカーは濾過した洗浄液でワセリンが溶けて
白濁していますが、さらったとした液体です。
シャツの背中に、洗浄液で沈殿した酸化亜鉛があります。
ほかの黒い物と一緒に洗ってほかの衣類に白く付着しないか、
洗濯機に残らないかのテストです。
ほかの黒い物と一緒に洗濯機に入れました。
水量は50㍑、洗剤は比較的洗浄力が弱い液体洗剤50ml。
洗い時間は7分、すすぎ1回。
テスト時の水温は約18度です。
ワセリンカット後のお洗濯としては、水温、洗剤など条件は良くありませんが、あえて軟膏の分解を確かめるためにこの条件でお洗濯しました。洗濯機も攪拌力は弱い方です。
洗濯テストの結果です。ワセリンカットで洗浄後に残った亜鉛華軟膏には粘着力が無くなっています。そのため、テストした衣類には残っていません。他の一緒に洗った黒物にも目立つような白い物はありませんでした。
丸い線は亜鉛華軟膏のあった場所の目印の糸です。
テストで使用したワセリンカットは、
亜鉛華軟膏専用に改良した物を使用しました。
落ち具合で
お洗濯の助剤にはワセリンカットPを併用してください。
亜鉛華軟膏にはワセリンカットGをお使い下さい。