2013年2月23日取材
発売当初のワセリンカットは、
半透明の軟膏で5g入のチューブを使う方を想定していました。
そのため、衣類に付着する量は少なく、
当時は約1時間で軟膏が完全に除去出来ました。
発売して6年目頃から1回のご注文で3kgの方が増えてきました。
そして、1時間では落とせないと言う声が多くなりました。
なぜ浸け込みに時間がかかるのか?なぜ、3kg必要なのか?
大きな疑問でした。その理由が分からないので、
4年前に3kgをお使いの東京在住の斉藤さんのご自宅でお話を伺いました。
この時、発泡スチロールの箱での浸け込みを教えて頂きました。
発泡スチロールの箱を使うことで、ワセリンカットの使用量を
大幅に削減出来た方も多く、ワセリンカットの使い方では、
発泡スチロールの箱を使うのは、現在では最も効果的な方法になっています。
今回、4年ぶりに斉藤さんにご相談したのは、
最近「ヒルドイドソフトとプロペト」の混合軟膏が落ちにくいと言うことから、
改めて斉藤さんのワセリンカットの使い方を教えて頂きました。
1、使っている軟膏は?
ヒルドイドソフトと白色ワセリンの混合軟膏で500g入り
2、塗る量は?
毎日、約70g〜80g(約1週間で500gを使用)
3、1回で洗うものは?
綿100%の大人のつなぎ2着とミトン4〜6点(2点一組)を一緒に洗います。
4、浸け込みする容器は?
発泡スチロールの箱を使います。
5、お湯の量は?
10から15リットル
6、お湯の温度は?
シャワーから70°位のお湯を出して箱に入れます。
7、浸け込みの手順は?
1)箱にワセリンカットを入れてからお湯を入れます。
2)洗剤をかき混ぜたら衣類を入れます
3)衣類をかき混ぜます。(熱いので箸など使用して)
8、ワセリンカットの使用量は?
1回で料理用計量カップで約1.5〜1.7カップを使いました。
※ワセリンカットの1カップは約150gですから、1回で225g〜250gと推定
9、浸け込む時間は?
12時間以上(夜から朝まで)
10、浸け込みの場所は?
浴室
11、ワセリンカットの洗浄液は?
洗濯機に衣類ごと入れます。
12、洗濯で洗剤は入れますか?
普通の洗濯と同様に洗剤を入れます。
13、洗い上がりは?
軟膏が奇麗に落ちています。
14、洗濯機や排水溝の汚れは?
使用に支障が出るような汚れはありません。
15、ワセリンカットを使う上で気を使ったことは?
1)洗う衣類を冷やさないこと、お湯の温度が下がるため。
2)箱の中のお湯を60°にするためシャワーで70°を入れた。
3)浸け込んでから、衣類をかき混ぜてムラが出ないようにした。
4)暖かい場所で浸け込みをした。温度低下を少なくするため。
16、ワセリンカットを使って気がついたことは?
ワセリンカットを使うと軟膏が冷えても衣類には戻らないこと。
斉藤さんにヒルドイドソフトに白色ワセリンの混合と
プロペトの混合の違いについて尋ねてみました。
答えは白色ワセリンに比べてプロペト配合の方が滑らかに感じるそうです。
※YouTubeで下記の内容を載せています。
「ワセリンカットと助剤で、ヒルドイドの落とし方 」
※白色ワセリンに比べてプロペトやサンホワイトの方が落ちにくい傾向があるようです。
以上、参考になれば幸いです。
天使のお洗濯(株式会社ラムス)
ワセリンカット担当:松葉/携帯:090-2645-0560です。
※時間帯、曜日は何時でも大丈夫ですから、困った時に、その場でお電話ください。
ご注意:保温ボックスには、ビニール袋にワセリンカットとお湯と衣類を入れた物を入れて下さい。直接お湯を入れてのご使用はしないで下さい。お湯が染み出し床を濡らします。お湯漏れの心配がないのはキャンプ用等の樹脂製のボックスです。発泡スチロールの箱は一時的な使用にして下さい。