2012年10月19日、一斗缶と銅パイプで作った熱交換器にサラダストーブで入浴に成功した。この方式では、秋の水温なので約5時間で入浴が可能になった。
ただ水道直結で熱交換器に給水のため問題があった。
1、水道の水圧変動が思ったより大きい
2、水圧が下がると銅パイプの中で蒸気が発生、水圧が上がると給湯温度の低下。
3、給湯温度が配管チューブの耐熱を越えるとチューブが破れる
4、追い炊きが出来ないので、残り湯があると時間がかかる
5、冬に向かって水道の温度が下がり沸くまで時間がかかる
以上の問題を解決するため2014年1月5日に次のように改良した。
1、循環式に変更、給水は水中ポンプを使用
2、湯船には、水道水を前もって入れて置くと温度が少し上がる
3、追い炊きが出来るようになったので残り湯が使える
今回、使用したリングは2013型の369タイプを6個使用
写真は、2012年10月19日に撮影の改良前でリングは2010型。
湯船はホーロー製、横850mm、幅570mm、縦600mmで
満杯で約290リットル。
テストの水量は約150リットルと約半分ですが、
大人が入るには十分な量です。
ただし、使い方では洗髪や洗体などには不足と思われます。
2日前の残り湯を温める。
湯船の温度は約15〜18度と、
浴槽の測定場所で温度ムラがある。
前回は水道直結での給湯でしたが
今回は循環式に変更。
サラダストーブの着火時間は17時
サラダストーブリング3個が2台、
計6個で給湯開始。
サラダストーブの火力は約2400Wと、
小型石油ストーブ並みに。
時間経過 | 測定時間 | 温度計−1 | 温度計−2 | 外気温 |
0時間 | 17時 | 15.0℃ | 18.0℃ | |
1時間 | 18時 | 19.5℃ | 23.4℃ | 8℃ |
2時間 | 19時 | 25.4℃ | 29.0℃ | |
3時間 | 20時 | 30.0℃ | 33.8℃ | |
4時間 | 21時 | 35.2℃ | 38.2℃ | 4℃ |
5時間 | 22時 | 39.4℃ | 41.6℃ |
5時間後に入浴。
お湯の特徴は、
柔らかいお湯です。
体の芯んまで温まり湯冷めがしない。
温泉のようなお風呂が楽しめます。
脱衣所の温度は17度です。
外は4度ですからサラダストーブがないと、
11度の寒い状態になります。
18度の水150リットルを約5時間で24度アップの42度に
小さな火力のサラダストーブですが
リング6台で、非常時でもお風呂が沸かせることが分った。
今回、水道直結の給湯方式から
循環式に変えたことでのメリットが大きかった。
1、水圧が安定しているので給水量の調整が不要になった
2、水中ポンプは12Vのバッテリーが使えるので停電でも対応出来る
3、サラダストーブの芯調整や給油中でも給湯温度の低下が少ない